【新唐人2010年5月14日付ニュース】上海万博で陳情をした香港のビジネスマン2人が、5月12日、それぞれ警察に、大陸へ渡る通行証を没収されました。不法に陳情の権利を奪った中国共産党に抗議します。
通行証を没収されたのは、施(セ)さんと王さん。4月30日、2人を含む11人が上海万博で陳情しましたが、香港に強制送還されました。
施さん(訳注、かつて広東省の汕尾(サンビ)市で、政治協商会議の委員を務めた経験を持つ)は、98年深圳(シンセン)当局に不法に荷物を没収され、13年間訴えたものの、なしのつぶて。5月12日、大陸に渡ろうとしたとき通行証を没収されました。
港商内地投資権益関注チーム 施育臻
「それまで数日は、この通行証で通れました。でも、昨日行ったら、通行証を没収され、大陸に入らせません」
同じ日の夜、大陸に入ろうとした王さんも通行証を没収されました。警察は陳情との関係を示唆しています。
港商内地投資権益関注チーム 王沛金
「大陸に入らせない理由ですが、警察は万博の陳情を示唆しました」
港商内地投資権益関注チーム 王沛金:
「没収するなら領収書をくれ」と言っても警察は「上司が許さない」と
陳情と生存の権利を奪った中国共産党に抗議します。
港商内地投資権益関注チーム 施育臻
「卑劣すぎます。生きる道さえ阻むなんて」
港商内地投資権益関注チーム 王沛金
「私の陳情権と自由を奪った上に、帰郷すら許さないとは」
王さんはその夜、出入境管理所付近で徹夜の抗議をしましたが、中国と香港の警察により、強制送還されました。
新唐人記者がお送りしました。